こんにちは、ればぞうです。
公務員につきものの人事異動。全職員がふわふわ、ざわざわしてしまう時期。
それが、人事異動。
行きたい部署がある人にとってみたら、その部署に行けるかもしれないという期待でワクワクしてしまう時期でもあります。
でも、そうじゃない場合。
人事異動は憂鬱なものに早変わり。
私も異動の時期はどうしても好きになれなかったんですよね。
なぜ、これほど職員のストレスを増殖させる異動があるのでしょうか?
それは、組織を活性化させるために他なりません。
新しい目線での着眼点が組織に生きることもありますし。まあ、なんといっても、一番の理由はマンネリ化防止でしょう。
特に、公務員の仕事は、ずっとやっていると不正を起こしてしまう部署も多々あります。
地元の企業と癒着してしまったり、処理しきれない仕事が溜まってしまったり。
在任期間が長くなればなるほど、このような危険性は高まりますよね。
このほかにも、ストレスの多い仕事だと、異動しないとメンタルの不調を誘発してしまうことも。
『職員を守るため』という一面もあります。
とはいえ、異動を受け入れる職員にとってみたら、異動は憂鬱なものである場合が多いもの。
今回は、
- 異動期に憂鬱になってしまう理由
- 行きたくない部署に移動になったときの対処法
について解説していきます。
憂鬱になる理由を理解しておくことで、少しでもストレスを軽減させていくことができるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
人事異動が憂鬱になる理由
環境が変わるのって、実はすごくストレスですよね。ストレスの根源は人間関係だけど、その人間関係がガラッと変わるならストレスは倍増してしまいます。
せっかく慣れた人間関係を一から立て直すんですから、職員にとって見たら、ただのストレスでしかありませんよね。
環境が大きく変わるから
自分自身が異動する場合はもちろん環境が変わります。
出勤する場所も変わり、一緒に仕事していた人とも離れてしまう。
一から人間関係を作る必要があります。
そして、意外と厄介なのが、自分が異動しなかったとき。
自分は異動していないのに、上司が1人変わるだけでかなり違う空気になったりするものです。
署長が1人変わっただけで、決裁のやり方や報告の仕方のすべてがガラッと変わってしまうことなんて日常茶飯事。
困ったもんです。
異動日をはさんで、全く違った環境になるのが、人事異動の怖さでもあります。
不本意な異動になることも
自分が希望していた部署に行けるならまだしも、所詮は組織が絡むこと。
人事とかいて『ひとごと』と読む。
上の勝手な判断で全く希望していなかった部署に配属されることも多々あります。
組織が考える配置と、個人の考える配置は一致しないもんなんです。
自分が行きたかった部署に行けるなんてことそうそうありません。
希望を出していたとしても、その希望が通ることは、ほぼない。
所詮は他人事なんですよね。
結果、自分が希望していなかった部署に飛ばされることも意外とあるんですよ。
自分が希望していなかった部署に行ってしまったら、そりゃあ、憂鬱にもなるもんです。
新たな仕事を覚えるのが負担
異動するということは、今までの仕事の内容が変わるということ。
人間関係がリセットされたうえに、仕事内容まで変わってしまうと、気分的に負担でしかありませんよね。
特に公務員は、仕事の種類も様々。仕事内容が180度違うなんてこともザラです。
新しく仕事を覚えなければならないって、思っている以上に大変なんですよ。
行きたくない部署に異動になったときの対処法
希望していない部署に配置されることも、当然あります。
憂鬱で仕方ないですよね。
でも、ちょっとした対処法を覚えておけば、どこに行ったとしても使えるはずです。
特に、自分が希望していなかった部署に移動になってしまった場合、心の持ち方が何よりも大事。
結論から言うと、仕事を覚えることよりも優先しておかなければならないのは、人間関係です。
まずは、この人間関係を整えることに尽力するのが最善。
挨拶だけはしっかりやる
当たり前のことかもしれませんが、実はこれ、結構抜けがち。
異動したことでいっぱいいっぱいになって、話しかけられるまで挨拶できないこともある。
だから、異動したからには、なるべく自分から挨拶するように心がけてみてください。
異動の人間関係をよくしていくには、コミュニケーションを早々に確立することが何よりも大事。
いきなり新しい仕事はできないけど、挨拶をすることはできますよね。
黙ってそっと座ったりしていたら印象悪くなるし。
もう異動した後だ~と思ったとしても、今からでも遅くはありません。
自分から挨拶してみましょう。
自分から挨拶を仕掛けることで、相手に好印象を与えることができるので、人間関係を整えるにはもってこいです。
小さな目標を立てていく
仕事に慣れるのはどうしても時間がかかるもの。
仕事に慣れることよりも、人に慣れることを優先したほうが、結果的に仕事もやりやすくなります。
新しい環境でいきなり大きな仕事はできるはずがありません。
まずは小さな目標を立てていきましょう。
- 引き継いだ事案の優先事項を確認して進める
- 係の抱えている案件を確認しておく
- 雑務をまずは率先してやる
自分にできそうな小さな目標を立ててクリアしていくだけで、仕事にも早くなれることができますよ。
自分にできることを1つずつこなす
小さな目標を建てたら、できることを1つずつこなしていくこと。
最初からできる人なんていません。
だれでも最初は初心者です。自分にできること、1つずつこなしていく感じで乗り越えていきましょう。
引き継いだ事項に優先順位をつけていくことも大事です。
そこから1つずつ潰していければだんだんと仕事にも慣れていくはずです。
行きたくない部署の代表ともいえる留置管理課。でも、そこでしか学べないこともたくさんあります。ぜひ、こちらの記事もご覧ください。
自分の気持ちと向き合ってみる
異動で不安になったとき、役に立つのが日記。
自分の思っていることや考えていることを書き出していく。
ただ、これだけなんですが、漠然とした不安がなくなっていきます。
何に対して怖いと思っているのか、何に対して嫌だと思っているのか。
それを書き出すことで客観的に見ることができるので、この方法はかなりおすすめです。
こちらの記事もぜひご覧ください。
最近読んだ本なのですが、人生に迷っている人におすすめの本です。
中高生向けの物語調なのでとても読みやすく、『書くこと』の力を実感させてくれます。
よかったらこちらもぜひ読んでみてください。
もしかしたら、人生の岐路なのかもしれない
その部署に配置されたということは、何かしら意味があるはず。
異動になったということは、誰かが推薦した可能性もある。
自分では向いていないと思っていた仕事が、意外と合っているかもしれない。
そんな淡い期待も持ちつつ、異動を乗り切っていきましょう。
仕事から離れた時間を作る
どんなに忙しくても、まずは自分の時間を確保することを心がけてください。
異動期ってどうしても全職員がふわふわした感じになります。
異動する側はもちろん、異動しなかったとしても、環境は変わります。
これ、思っている以上にストレスがかかっているんですよね。
公務員だと年に1回~2回はこんな時期が必ずあります。
この時期に関しては、自分の時間を大事にして、仕事から離れた時間を必ず確保するようにしてください。
仕事を早く覚えたいという気持ちもわかりますが、気持ちを落ち着かせる時間はそれ以上に大事です。
まずは仕事から離れる時間を確保していきましょう。
特に行き詰ったときは、読書すると気分が晴れます。こちらの記事もぜひご覧ください。
転職を決断する前に
あまりに異動がキツかった場合には、別の仕事を探してみるのもひとつの手です。
とはいえ、勢いで転職してしまうのはお勧めできません。
思い悩んでいるときには早まった決断になってしまうこともあるので、資格取得などの勉強をしてみるなど、スキルアップを視野に入れていくことも良いです。
よっぽどのことがない限りは、今は準備の時間に費やしていきましょう。
人事異動が落ち着いてきて、それでもやっぱり駄目だと思ったのであれば、転職も一つの選択肢として持ってみてもいいかもしれません。
行きたくない部署に異動になってしまったら?人生の岐路に立っていると考えてみる まとめ
公務員には、どうしても人事異動はつきものです。
まずは、自分にできることを一つずつこなすことを意識して進めていきましょう。
自分自身の経験からですが、異動は”3か月”を意識するようにしていました。
どんなに難しい仕事でも、3か月経てば、少しは仕事が見えるようになります。
それをチャンスととらえるか、ピンチととらえるかは自分次第。
行きたくなかった場所が、実は自分に合っている仕事だったなんてことも、無きにしも非ず。
人脈も仕事も新しいことに挑戦するのは、ハードルが高く感じるかもしれませんが、自分と向き合いながら仕事を進めていきましょう!
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